2010年10月28日木曜日

ママとレッスン第5回

鈴木望先生のストリング連載 

…子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも


ママとレッスン第5回は、弓の持ち方について。


カール=フレッシュの大著(「バイオリンの演奏技法」)にあるようなことは、まずは、おいといて、流儀に立ち入らずオーソドックスな基本を勉強しましょうと、おことわりがあります。


幼児が初めての時、弓の代わりに鉛筆を持って形を試すようすの解説。つまり上手な「きつねさん」の作り方、上になる4本の指がくっついてしまわないようなアドヴァイスです。子どもが理解しやすい、興味の続く言葉声かけをして、自然に正しい形に導いていかれる様子が、たくさんの写真とともに掲載されています。
持てたら、ボーイングの予備練習にひじから、曲げ伸ばしの練習ですが、ここでも、不必要な力が入らないように注意。
4本の指がくっついてしまわないように消しゴムを使っての補助具も紹介されています。


最後に、“子どもの心をつかむ達人”として、鈴木鎮一先生のエピソード。先生がまだ95才でご存命だったころの発行誌です。

2010年10月22日金曜日

ママとレッスン 第4回

…子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも


鈴木望先生のストリング連載 ママとレッスン第4回
姿勢についてつづき。


まず
顎関節のためにも、正しい奏法のためにも、奥歯をかみしめたり、顎に力入れたりしすぎず、しかめっ面もよくない。
子どもにとって、ヴァイオリンを弾くことが楽しいことじゃないと…。とにかくリラックスさせてください!!とあります。
そして、一番大切なことは・・・・大人の態度。冗談でも交えて、ほぐしてあげないと、鬼の形相でピリピリしてたら、リラックスしろ!!なんて無理   だと。(なんと、しかめっ面に必要な顔の筋肉は、60個、微笑みには12個だそうです。)


 姿勢は、上半身をねじってしまわないこと。弦と弓との角度のためにも、体への不必要な負担を除くためにも、注意が必要。よくない姿勢・構えの例がたくさん写真入りで掲載されています。


鈴木望先生は、基本“姿勢は美しくなければ”と、まとめておられます。「上手ければどうでも…」という見解があると、いいながらも、姿勢が正されたことで、出来なかったことができるようになったり、長時間でも疲れが抑えられる話もざらにあるといわれています。


次回より、弓の持ち方のお話だそうです。

2010年10月18日月曜日

ママとレッスン 第3回

…子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも

鈴木望先生のストリング連載、ママとレッスンは、ヴァイオリンの構え・姿勢についての3回目(なぜか第3回との記載なし)。前回までに、ヴァイオリンを鎖骨の上に乗せ、姿勢は体の下半身で支え、上半身はリラックスしていても、自然に楽器を保つようにすると、左手が自由に使える…というようなことのお話と理解していますが、今回は、姿勢を考える上で避けて通れないとして、「肩あて」「顎あて」についての解説です。

「肩あて」「顎あて」によって、ヴァイオリンと鎖骨の隙間を埋め、楽器を自然に維持するために、その人、その子それぞれの体つきにあったあった(首の長さや太さは人それぞれ)調整が必要ということ。少し顎を引いて“ほぼ”平らに楽器が維持できればOK。
肩あては、市販されているものも多種、手作りも可能で、顎あてについてもテールピースにかからない型、テールピースの半分くらいにかかる型、テールピースを完全にまたいでいる型の3種あげてあります。どのタイプが最もあっているかのか、また、痛がったりする場合は型の問題でなく、微調整(ヤスリをかけるなど)もあるので我慢させる前に、本人にあっているかを見てあげるようにと。

最後に、肩あてなしに、ヴァイオリンを保つことができる場合不要であるということで、著名な先生方のいろいろな肩あて必要不要論を、紹介されています。

次回に続く

2010年10月15日金曜日

ママとレッスン 第2回

 「ストリングス1993年12月号。鈴木望先生による 連載…ママとレッスン 第2回----子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも
 第1回に続き、姿勢についてその2

 第1回で、鎖骨の上に楽器をのせる…というところまでのおはなしで、そこまでの補足説明から始まります。

 鈴木望先生は、「演奏スタイルは、人それぞれだけど、子供に対してはまず基本的なスタイルを。幼児の場合あせりは禁物。ただし、大きくなってから小さい時についた癖を治すのは本当に大変です。」と言われていて最も自然だと思われる形が写真で紹介され、そのために、気をつけるを、「かいせつ」「気をつけましょう」「どうして?」と区切って、コメントが簡潔にかいてあります。そして、そういう姿勢に慣れ、リラックスしてキープできるようにすること、自然に上半身リラックス(下半身でしっかり安定)させるようにしないと、肩や手が硬くなっては音質が悪くなる。と。

 昨日、レッスンの友社さんに照会したところ、残念ながら、このころのバックナンバーは欠番が多いようです。がやはり、著作・版面・デジタル著作などの契約上、内容を具体的に掲載することは、控えないといけないのです。ご了承ください。興味のある方には、うちのをお貸ししますので。なお、連載内容が、単行本化されるケースもあるようです。
そうなったらいいのに…

2010年10月13日水曜日

ママとレッスン 第1回

 何このタイトル? と思われたましたか?
 
 弦楽器に携わるすべての人にとって必携の書といわれる弦楽専門誌 月刊 ストリング(レッスンの友社)、ご存知ですか?購読されている方もおられると思いますが、その1993年11月号から、約3年にわたって、連載されていたのが、鈴木望先生です。合宿の際、齊藤先生から、「ストリングスで連載なさっていた鈴木望先生と、お聞きしていたのですか、その頃にはこの号を見つけきれなくて、この件に触れていなかったのです。すみません。が、最近、夫が「やっぱりね。あった!見たことある人と思った…」なんて言ってまして。え、夫には、「ストリングスに連載されていた先生と、伝えていたつもりでしたが…
この必携の書、うちでは、90年位から約10年購読して以後、買うのを辞めてしまいましたが、中身が濃いので読み返しで十分という感じで、全部取ってあるのです。ときどき、ためになってます。「よく、全部とっていただろう…」と、得意げの夫つぶやきを、横目に、せっかくなので皆さんにもご紹介していきます。 
   さて、当時の鈴木望先生の写真ありの… 
 ママとレッスン -子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも
   【お母さんが子供たちに語るために】、お母さんたちの知識として、基礎的奏法を専門用語を出来るだけ使わずに解説します。【学生さんや大人の初心者にも】読まれることを期待してます。

とのことで、第1回の内容は、 1 姿勢について(その1)。 


 写真がたくさん使ってあって、単なる目安を示す指示なのか、必ずしもそうではなくてよいこと、気をつけないといけないこと、それはなぜかなど、ポイントポイントが、短い文章で解説されています。 
 著作権侵害しないよう、ここでは詳しい中身は差し控えますが、なにせ、年数がずいぶんたっていて、バックナンバーの購入ができる状況か不明です。内容に興味をもたれた方には、まず、お貸ししますので、ご連絡ください。とても、わかりやすく書いてあります。
 
 今後、全38回のタイトルをどんどんご紹介していきますね。逆に、○○について書いてあるの無い?というリクエストがあれば、早速全部広げてみますので。

2010年10月12日火曜日

ながさき音楽祭  など

10月に入って早2週間ほど経っていました。くんちも終わりましたね。皆さん、連休はいかがお過ごしでしたか?

先日より“ながさき音楽祭”や、OMURA室内合奏団定期演奏会のCMがテレビで流れていますね。先生ご出演のコンサートがいろいろあるようですので、いくつか…