2011年1月30日日曜日

お弾き初め会終了

また雪でした…
弾かないので、ぎりぎりに着けばいいからと、朝から行動していた私は、大遅刻。長崎市内に入ってからの、降雪がすごくて、もう真っ白で、路肩はシャーベットたまっているし…。途中でチェーンをつけかけましたが、止めて、電車に乗り換えたら楽ちんで到着。だんだん中心地に近く交通量が多くなるにつれて、路面はOKなのがわかりました。にしても、昼に外に出た時に、(10時頃には、歩道は3~5㎝ほど積んでたと思うけど)、完全に溶けていたのは、逆にびっくりでした。チェーンつけなくてよかった。

前置きが長くなりすみません。
ブリックホール練習室2で、お弾き初め会がありました。ほとんど聞くことができなくて、本当に申し訳なかったです。雪のせいか、出演予定の方でも、来られていなかったかたもあり、準備されてたのに残念だったと思います。
とても緊張して弾いたという声を聞きました。 みんなの前で、一人で演奏するは、特に今日はお客さんの視線が近いこともあって、かなりドキドキだったことでしょう。でも、逃げ出さず、一曲弾き切ったことは、ひとつのすばらしい経験として、また頑張れますよね。素敵です。そして、一人ずつ演奏後、感想など一言ずつお話をすることになっていました。
詳しくは、書けませんが、「…演奏する機会があり、喜んでいただき、よかったと、言ってもらって、ヴァイオリンをやっていてよかったなあと、思いました。」と、最近の出来事を紹介されました。

一人ひとりの発表後に、ささやかなプレゼントをお渡ししました。ガーゼのハンカチです。おりしも、マエストロ石井の影響で、きれいなバイオリンに…と決意したところかも?
このガーゼで毎日、弓の棹についたりバイオリンに落ちた松脂の粉を軽く掃ってあげてくださいね。毎日掃っていたら、ごしごししなくても大丈夫。ガーゼのプリント部分は、ひどくもみもみしない限り、何回も洗濯OKですので松脂のついたのを使いっぱなしじゃだめですよ。洗い替えをお願いします。

そして、休憩後、みんなで演奏したのは…(まさかの)1巻&2巻の全曲弾き。やはり、一年の計は正月…今年も、おりおり(毎日?)、既習曲のおけいこをやっていきましょうね。ということ。忘れずに、過ごしましょう。

昼食をはさんで、アンサンブルのおけいこは、会場を岩川町教室に移して、行われました。ずいぶんと、前の練習から日にちがあいてしまいましたが、発表会での演奏を、楽しみにしたいと思います。

発表会といえば、ソロ演奏の曲目も、皆さん決まって来たことと思います。(全員決まったでしょうか)

うぁ~そろそろ、係決めも予定しておかないといけないです。
2月3月ののグループレッスン日を聞くのを忘れました。あ、いや、ぼんさんに教えていただいたような…確認してから書きますね。

今日は、お疲れ様でした。

2011年1月24日月曜日

~ストラディバリの秘密とは~

うっかり、ぼんさんのコメントで先をこされてしまいました。長崎歴史文化博物館内 石井 髙ヴァイオリン工房。
木曜日の午前に私も行ってきました。休日や会期終盤は混雑するのでは・・・と、早目にと。前日の電話で予約不要いつでもどうぞとのことでしたが、狭いスペースですので、ダブると、ちょっと大変な感じ。なので、時間とか余裕のない場合は予約した方がよいかも。


さて、石井 高さん、一言で言うと、おじいさん。二言で言うと、やさしいおじいさん。(子どもから見てですよ)
職人さんて、寡黙な頑固一徹って、お方も想像できますが、全然違いました。いろいろお話もお好きのようです。
著書 「秀吉が聴いたヴァイオリン」は歴史書っぽいタイトルですが、ヴァイオリンの話にとどまらず、ご自身のことがたくさん書かれたエッセイです。もし私が、ずっと居座っていられたら、クレモナのお話とか、いっぱい聞けただろうなと思います。
ご自身のホームページ「マエストロ石井髙の世界」もお持ちです。直リンクはしませんので、“マエストロ石井 高”とかで検索してみてください。


さて、2/6のトーク&コンサートについても、うちあけ話がありました。


トーク>
石井さんは、イタリアの文化のことなど 執筆依頼もこれまで多く受けて書いてこられたようです。今回は、今春5月発刊の日伊事典で、“ストラディバリウス”の項目を担当されたのだそう。そこで、「発刊前の内容をすべて、話してしまうわけにはいかないのですが、いろいろおもしろく聞いていただける話をしますから。と。


コンサート>
石井さんは、瀬﨑明日香さんと今回初めてご一緒されるとのこと。瀬﨑さんは、以前二か年ストラディヴァリウス(レインヴィル)の貸与を受けておられましたが、今は別楽器を弾かれています。その、瀬﨑明日香さんのお持ちになる楽器、石井さんの作られた楽器、の弾き比べや、石井さんの考案・作成の創作楽器《ヴィオラ ダ オーラ(天のヴィオラ…胴体はルネッサンス古楽器のように分厚くて大きく深いヴィオラの音がするそうです。ながさき音楽祭で初演後クレモナでも大好評。工房展示中)の演奏など。
 
ぜひまた、6日に来て、お楽しみください。と、言われました。


石井 髙ヴァイオリン工房
《期間》》1/15~2/15(2/9はお休み)
《場所》》歴文内の体験工房

《時間》》9時~19時

トーク&コンサート ヴァイオリンの魅力 ~ストラディバリの秘密とは~


《日時》》2月6日(日)15時→16時30分(14時30分開場)
《場所》》歴文内のホール

2011年1月20日木曜日

ヴァイオリンの魅力

ぼんさんのコメントでご紹介がありました、長崎歴史文化博物館に開かれている 石井 高ヴァイオリン工房。一昨年は、行きそびれましたが、今回はぜひ行きたいですね。

《期間》》1/15~2/15(2/9はお休み)
《場所》》歴文内の体験工房
《時間》》9時~19時


トーク&コンサート ヴァイオリンの魅力 ~ストラディバリの秘密とは~では、瀬﨑明日香さんのコンサートも楽しみですね。
瀬﨑明日香さんは、実は一度ご一緒したことがあります。(コバケンとその仲間の大人数の中)
見た目も麗しく、凛とした感じて演奏も素敵、かつ気さくで、年の近い子はすっかりお友達のようになっていました。その後、佐世保でリサイタルをされたり、去年は、ジュニアオーケストラ長崎と美術館で共演されていました。(聞き逃したのですが。)毎年来られていて、長崎をお気に入りのようで良かったです。お時間のある方は、ぜひ。魅かれますよ。

《日時》》2月6日(日)15時→16時30分(14時30分開場)
《場所》》歴文内のホール

2011年1月19日水曜日

ママとレッスン 第9回

鈴木望先生による 「ママとレッスン」―子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも
(レッスンの友社の弦楽専門誌 ストリング連載 第9回は、1994年7月号)


弓の持ち方最終回<右手のチェックポイント>

a.中指・薬指の第一関節と親指の先で軽く持つ
b.中指・薬指は軽くくっくける
c.中指とひとさし指、また薬指と小指の間は少し間隔をとる
d.小指は軽く丸め、指先をそっと弓に乗せる。
e.親指はつめをフロッグと棹に半分ずつ書ける・・・親指は下から
f.親指は軽く曲げ、大体中指と向かい合わせにする
g.手の甲は平らに
h.くれぐれも硬直させない
i.人差し指を巻き付けすぎない
j.中指・薬指・人差し指が大体丸くなるように
k.弓は少し指板側に傾けて
l.右腕・手首・手の甲が一直線になる

(とまとめてあります。子どもさんいかがですか?)

そして、鈴木望先生は、
『ヴァイオリン奏法と指導の原理』ガラミアン(音楽之友社刊)より、心にとめておられる言葉として
“正しい弓の持ち方は、快いものでなくてはならない。指は、皆ごく自然な楽な形に曲げる。どの関節も、こわばってはならない。そうすると正しい効果のある弾性が、指や手のすべての自然なばねを利かせて、楽に、しかも十分に働かせるに違いないのである”や、
94年当時ベルリン音楽大学教授の豊田耕兒前会長がされているという毎日の弓を持ってのウォーミングアップ(弓ふりのことと思います)について詳しく述べられていると、同『ヴァイオリン奏法と指導の原理』や『ヴァイオリン奏法』メニューイン(音楽之友社刊)を、示されています。

また、ご参考までにとして、『バイオリン奏法』アウアー(大正12年洋楽研究社刊 荒川金之助 訳)では、名手たちの名前がずらりと並び、《・・・・・私自身は、どの指をどういう方法で弓の棒をもったならば、確かな効果があるかということについて、何等の正確な一定した規則はあり得ないと思います。(略)ヨアヒム・ヴエニアフスキー・サラサーテ、その他の19世紀末の偉大なヴァイオリニスト達は弓を持つのにそれぞれ個性的な方法を持っていました。何故ならば、これらの人々のそれぞれの筋肉や指の形は相違して居りましたから。(略)ただし彼らは何等、その演奏においての自由な歌うような音色、空気のような軽さを出すことを妨げられることはありませんでした。》ということも、紹介されています。

そのうえで、コールドベルグの若いころの写真が、理想的とも挙げられ、前号の3人の先生方も、ほとんど同じように持っていらっしゃること(もちろん指の長さや太さで微妙に違いますが)は、情報網の発達した現代ゆえのことで、一方、アウアーの時代は、いろいろな持ち方あり、弟子だけに秘伝を伝授するという秘密めいたレッスンであったのではと、言われています。

この項、最後に、鈴木望先生の恩師久保田良作先生から聞いた話として、シャンドール=ヴェーグ先生の例え話が書いてあります。

“右手は あたかも 小鳥のひなを そっと持っている感じで・・・・・・”

力を入れてギュッと持ったら、ヒナは死んでしまう。しかし、持たなければ、ひなはにげていってしまう。
ということだそうです。

(力は入れずに、かつ、コントロールのできる弓の持ち方。5回の連載いかがですか?本誌の写真まで掲載できないので、なかなか、わかりづらいでしょうが。
うーん、わかるのですが、一瞬はできていたようなのですが・・・・・わが子をみると((+_+))難しい。毎日の心がけでしょうね。)

2011年1月17日月曜日

ママとレッスン 第8回

鈴木望先生による 「ママとレッスン」―子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも
(レッスンの友社の弦楽専門誌 ストリング連載 第8回は、1994年6月号)


3月号からつづいている、右手=弓の持ち方について 
そのは、現役のヴァイオリニストは、どんな風に弓を持っているのか・・・・?

右手について その4 いろんな人の手  と題して、当時、同誌に連載中の、尾花輝代充先生・澤和樹先生・西田博先生の御3人の右手の写真が掲載され、それぞれのワンポイント・アドヴァイスがあります。(なので、本誌見てみないと???なのです。)
そして、やはり、3人の先生方に共通して言えることは、右手の柔らかさですよね。弓を握りしめて弾いてるのは、早いうちに直してあげてください。と鈴木望先生が“かいせつ”。

同号に鈴木望先生は、“才能教育”は間違っているのか?! というタイトルで、才能教育の教育法を「誤解されていると困る・・・」と、才能教育の歴史と鈴木鎮一先生についての別の寄稿もされているため、「ママとレッスン」の文章は少なめだったのかも知れません。

2011年1月16日日曜日

かなり、いい・・・

昨夜は、しっかり、チェーンを積んで出かけたわが家。諫早市内は(オケの)練習中、結構降っていたようで、10時ころには、路面ところどころ凍結していました。途中、滑って急ブレーキ&ハンドル切(想像)、中央分離帯を前車輪だけ越して、車体でシーソーっぽくなってる車を見かけました。実家に寄って、チェーンをつけるかどうか道路情報確認しておやつタイム(そんな時間か?)していたら、すごい、きれいなさらさらな雪が降ってきました。風でふわーっと、舞い上がって、スキー場の雪みたい(行ったことないけど) やばい、要るねって、チェーンつけている間にもどんどん世界は真っ白に。バイパスは通行規制されてました。通行止め出てましたが、チェーンつけてたらどうぞ~って感じに通されて。入ったら特殊なアスファルトや融解剤の威力か不自然にくっきり解けた道でした(にしても、高速道路って、すぐ通行止めになりますね。無茶する人がいるからかな?あと、高速バスは、JRで代替できても、空港直行が全部運休て困る人多いんじゃ)

で今日は、予報が外れ、朝起きたら・・・雪がもう無い。N町ロードレース大会無事開催されました。大学入試センター試験も、県内は日程通り実施できたようですね。

話題はそんなことではなくて、フィルハーモニックオーケストラ長崎の演奏会に行ってきました。昨夜の時点では、天気大丈夫だろうか?と心配されていましたが、影響は無かったように思われます。

齊藤先生が、プログラムの前半は客演でコンサートマスターを務められました。

会場は、とぎつカナリーホール。その名の由来は、「かなり、いい」ホールだからだとか?ほんとう?ただの噂?(信じるか信じないかはあなた次第です…)

確かにいいホールですよね。4月の発表会の会場です。発表会では、ぜひ、気持ちよーく、演奏していただきたいです。
心のリハーサルにもなると思われる、お弾き初め会も頑張ってくださいね。30日のお弾き初め会に残念ながら参加できな方は、お家で、お弾き初めコンサートされてはいかがでしょう。(コンサートですから、駄目だしはNGです。)

2011年1月15日土曜日

わが子なるが故に

(たぶん3日もつかどうかですが、連続の投稿)

鈴木望先生のママとレッスン第7回の“レッスンのヒント”より、


お子さんがヴァイオリンを始めた途端、人格が変わっちゃうお母さんて結構いますよね…(お母さん具体例etc)…いずれ、ヴァイオリンが嫌になって辞めちゃうか、性格が暗くなるか、根性が曲がっちゃうか・・・・・・どれかだと思いますよ。僕なんか子どもに同情しちゃいます。“わが子なるが故に”という鈴木鎮一先生のお言葉は、「まったくだな……」って思いませんか?

わが子なるが故に   怒りやすき親の心
わが子なるが故に   わがままなる親の心
わが子なるが故に   盲しいとなる親の心
わが子なるが故に   他をそねむ親の心
わが子なるが故に   あせる親の心
わが子なるが故に   道を失う親の心
わが子なるが故に   育てそこなう親の心


(本文の具体例、グサッときます。ここでは省略。合宿の時にも、やんわりとそんなこと言われていました。確かに。…「ヴァイオリンしないときのお母さんが好きって、子どもに言われてますよ。って。わかっているのですが…しかも… 
  いつのまにか 子どもは 慣れて 聞き流し       by aiaiの歌会始より)

2011年1月14日金曜日

ママとレッスン第7回

鈴木望先生による 「ママとレッスン」―子供たちだけでなく、万人のために、お父さんもおじさんもお兄さんもお姉さんも


(レッスンの友社の弦楽専門誌 ストリング連載 第7回は、1994年5月号)


右手について その3 前号の弓の持ち方に続き、今回は【指弓】

(えっもう指弓?と、すごくハードルが上がった気がして、ここにアップするのが、遅くなった…と言いわけ by aiai)

指の屈伸だけで、弓を動かすわけですが、
“指弓は様々なボーイングテクニックにおいて非常に重要な役目をします”
とのこと。
うまくできないときは、
①右手が硬直していないか(やはりここでも)
②正しい方向、左右ではなく上下に動かそうしているか。
③弓を正しく持っているか
を、チェックするポイントに。

何も持たずに→鉛筆を持って→弓を持って…楽器に乗せたり弓先を左手で支えたりして、重さをかからないようにしてやってみる
指弓のおけいこでは、できているようでも実は手首で動かしていた!とならないで指だけで頑張ってください。くれぐれも右手を柔らかく…

とのことです。

さらに遡った93年8月号の西田博先生の“オーケストラのボーイング”より引用して、自動車がでこぼこ道でも柔らかくバウンドするようなサスペンションのように、右手の関節をものすごく柔らかくしておく。また、ペンキ塗りのはけの毛の状態の、上から下に塗る時、下から上に塗る時の変化をイメージして




指を曲げた時―ダウンボウ
指を伸ばした時―アップボウ

の動きに応用すればよい  との解説があります。


ストリング誌で、現物読んで見られませんか?写真と丁寧な解説(その名も<かいせつのかいせつ>)まであります

2011年1月12日水曜日

本年もよろしくお願いいたします

新年、はやくも 12日。本ブログ、遅い始動となってしまいました。
学校は少し長い冬休みでしたが、いかがお過ごしでしたでしょうか。ヴァイオリンのおけいこは順調でしたか?

まずは、1/30 のお弾き初めソロ演奏にむけて、おけいこされていることと思います。
それと今年は、3/29に 日本武道館でグランドコンサートも実施されますね。長崎から参加予定の方はおられますか?
本部のグランドコンサート特設HPもご覧くださいね。

そして、長崎支部の第15回卒業演奏会&第9回発表会は、4/2 に時津カナリーホールで行われます。

今年も、がんばって行きましょう。