2011年3月30日水曜日

会長のメッセージ 

もう3月30日ですね。桜が、少しずつ開花しているようで、新学期の始まりもそれだけ近づいているのを実感しています。しかし、やっとの思いで卒業式を開かれている被災地の皆様のことを思うと、早くあたたかくなって欲しい半面、入学式はもう少し落ち着いた中で迎えていただきたいなあ…と思ったりしています。

さて、29日に予定されていたグランドコンサートとともに、31 日の「第41 回関東、東北・北海道地区ピアノ科卒業式」も中止されたそうです。子どもたちの安全を第一義にということでありました。
見落としていましたが、本部ホームページのトップに20日付で、中嶋嶺雄会長が、このたびの震災被災者の皆さまに対して、お見舞いのメッセージ を出されております。

また才能教育研究会独自に、被災された会員の皆様へ支援と広く被災者の支援のために、義援金募集が行われるそうです。募集要項
http://www.suzukimethod.or.jp/topics/topicsList/category8/post_34.phpご参照ください。


長崎支部のコンサート、こういう時だからというのは、おかしいかもしれないけど、ぜひ、いい演奏会にしましょうね。
会員の皆様には、いろいろ係を引き受けていただき、ありがとうございます。生徒の皆さんは、肩に力が入りすぎては困りますが、カナリーホールは、いいホールなので、きっと奏者の助けをしてくれると思います。いつも通りの気持ちで、楽しく演奏をされますように。
いよいよラストスパートです。1日リハーサル、2日本番よろしくお願いします。

2011年3月16日水曜日

できること

地震発生以後、情報が入るたびに、心が痛むばかりです。狭い小さな国と思っていましたが、こちらでは、ほとんど変わらぬ日常生活が続いていて。これでいいのか?自問自答の中。申し訳ないくらいの平常。

そのような中、関西の知り合いが、「自粛~自粛のあの時は本当につらかった。精神的にだけではなく、経済を停滞させ、それはある意味、復興の妨げにつながることだった…」という言葉を紹介します。なおも、これでいいのかと関東の友達に問いかけたら、「平常の暮らしができる人はそれでいい。ただ無関心にならないで。同じ苦しみを味わうことは無いし、ただ忘れないで、思いやって暮らしていったら」と答えをくれました。

ハッとしました。ぼんさんのふるさと、新燃岳の噴火も続いていること…忘れていました。やはり、人間の器とは小さいもので、すぐにそんなことになってしまいます。心がけていきたいです。

家族の安否がまだ分からず、家を失い、食事も水も足りず、寒さに凍えている避難所の方が、私は元気だから。大丈夫!と(そんなはずないのに)あまりにも落ち着いてメッセージを送られる姿をテレビで見て、思わず私の方が泣きだしていました。
停電や交通機関の制限、物資の不足で不便な生活を強いられている首都圏の知人たちも、いたって冷静です。

逆に私が勇気を頂くような日々です。

なにか、支離滅裂になってきましたが…

残念なお知らせが入ってきました。
最後になるかもしれない…とも言われてきたグランドコンサートの中止が決定されました。武道館自体の安全性には問題ないとしても、大人数の集合、しかも子どもも多く、いまだ厳しい余震…停電・交通制限などのことを考えると、やむをえない判断なのでしょう。

行方不明の方々の捜索、原発の安定、避難所への物資輸送・・・まだまだ解決は時間がかかるようですが、一日も早く一人でも多くの方が、平安な生活を取り戻されるように祈るばかりです。

報道等を通じて、ご存じとは思いますが、今、私たちに出来ることは、思いやることと、募金。物資を送るのは、地元自治体が集め始めてから(長崎はまだ)、ボランティアに入るなどはまだまだ先のことになるそうです。また、事実と異なる情報に惑わされず、その流布に加担されることなどないよう。

精一杯、日常を大切に。